日本人の7割は口呼吸って知ってましたか?
2018.8.31|院内
大人だと7割、子供だと8割の方が口呼吸だと言われています。
口で呼吸すると、どんなデメリットがあるか知ってますか?
・ドライマウス、歯並びが悪くなる、顎関節症、虫歯
・いびき、睡眠の質の低下
・アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎
・膠原病、関節リウマチ、全身性ループスエリテマトーデス、多発性筋炎
・胃炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、痔、便秘など
・白血病、高血圧、腎臓病、風邪、インフルエンザ、冷え性
・うつ病、うつ状態、パニック障害、全身倦怠感です。
これを見ただけでも、かなりの影響がありますよね。
人は生まれる同時に、肺呼吸に変わります。肺呼吸は基本的に鼻呼吸です。鼻閉(風邪)を起こすと、必然的に口呼吸となりそれが繰り返されると鼻閉時の口呼吸が習慣化していきます。 鼻呼吸障害を起こす状況と疾患として、アデノイド、口蓋扁桃肥大、アレルギー性鼻炎、後鼻孔閉鎖、鼻腔異物、慢性副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症、鼻茸や鼻腔腫瘍などがあります。
口呼吸をしていると、舌は低位になります。
低位に舌がなると、必然的に口呼吸となり発音や摂食、咀嚼、嚥下にも大きく影響が出ます。
さてここで口呼吸?鼻呼吸? セルフチェック
(1)自然な状態でいると口が少し開いて締まりがない状態になる。
(2)前歯が飛び出したり歯のすき間が多い。
(3)下の歯が上の歯より前に出ている受け口である。
(4)片方ばかりで物を噛む、歯の噛み合わせが悪い。
(5)下口唇が上口唇より厚い。
(6)唇が乾燥しやすい。
(7)朝起きると喉が乾く。
(8)上口唇が富士山型である。
(9)物を食べる時クチャクチャ音がする。
(10)アレルギー性鼻炎などの鼻詰まりがある。
1つ当てはまれば口呼吸の可能性があり、複数当てはまれば口呼吸の割合が高いといえます。
舌の癖は、自分自身で直すことが難しいです。
MFT(口腔筋機能療法)が必要になってきます。
先日、東京お茶の水にて3回コースMFT(口腔筋機能療法)のセミナーに参加してきました。 基本から応用まで細かく教えていただき、実りあるセミナーでした。
MFTのトレーニングは、そんなに難しいものではありませんが、毎日続ける大切さを患者さんにも理解していただけるように、今後も頑張っていきたいと思いました。
DH・F